Marc Jones
[ロンドン 13日 ロイター] - ウクライナ国債は一部の銘柄が13日に2024年の債務再編以降の最高値を付けた。ロシアとの戦争終結への期待が再び高まったことに加え、政府財政を支える動きが相次いだことが背景にある。
ロシアのプーチン大統領は9日、戦争は終結に向かいつつあるとの認識を示し、4年に及ぶ戦争の終結観測が再び高まった。
プーチン氏の発言を受けてウクライナ国債は3日続伸。表面利率4.5%のドル建て2029年償還債が0.82ドル(元本1ドル)を超え、債務再編後の高値を付けた。一方、取引量の多い35年償還と36年償還のゼロクーポン債は0.57ドル近辺と、25年2月に付けた高値をなお0.10ドル余り下回っている。
エイゴン・アセット・マネジメントの新興国債券部門責任者ジェフ・グリルズ氏は「今回のウクライナ国債の上昇は、ほぼ和平への期待によるものだ」と述べた。
ウクライナは財政面にも改善が見られる。欧州連合(EU)は先月、長らくウクライナ支援に反対してきたハンガリーのオルバン前首相が選挙で敗北したことを受け、ウクライナに対する900億ユーロ(約1053億ドル)の融資実施を承認した。ウクライナは26年と27年にそれぞれ450億ユーロを受け取る。各年とも280億ユーロが軍事支出に充てられ、残る170億ユーロは一般財政支出に充当される計画。
さらにハンガリーは先週、3月に同国の治安当局が差し押さえていたウクライナ国営銀行の金(ゴールド)と現金をウクライナに返還した。