[13日 ロイター] - 資産家ケン・グリフィン氏が率いる米ヘッジファンド大手シタデルが、香港から中核的なリサーチャーの一部を異動させたと、フィナンシャル・タイムズ(FT)紙が13日報じた。

香港は長年にわたり中国と他の世界をつなぐ架け橋としての地位を確立しており、ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレー、ジェーン・ストリートといった米金融機関にとって重要な地域拠点となっている。

FT紙は関係筋の話として、マイアミに本拠を置くシタデルは、香港拠点のグローバル・クオンタティブ・ストラテジーズ(GQS)チームのメンバーに対し、ここ数カ月の間に異動か退職かの選択を迫ったと伝えた。通告を受けたリサーチャーの一部はシンガポールまたはマイアミへの異動を受け入れたが、退職した人もいるという。

FTは、理由の一つとして、データセキュリティーへの懸念を挙げた。

ただ、シタデルはFTに対し、異動は「グローバルなコロケーション(人材配置)戦略」の一環であり、データセキュリティーを巡る懸念とは無関係と説明。香港とシンガポールの両拠点でクオンタティブリサーチャーの採用を継続しているとした。

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