[14日 ロイター] - 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)が14日発表した調査によると、4月の住宅価格指数(過去3カ月間の「上昇」との回答から「下落」を引いた数値)はマイナス34と、3月改定値のマイナス25から悪化した。
イラン戦争による経済的影響と住宅ローン金利上昇が買い手の心理を圧迫して悲観的な空気が続き、価格下落幅は2023年11月以来最大となった。4月は新規購入希望者数と価格期待値が若干改善したものの、なお低迷した。
住宅金融大手ネーションワイドとハリファックスが発表した4月の住宅価格指数は異なる方向性を示しており、今回のRICSの調査結果は住宅市場の不確実性を新たに浮き彫りにした。
RICSの調査・分析責任者タラント・パーソンズ氏は、「インフレ再燃への対処に利上げが必要になる可能性があるとするイングランド銀行(英中央銀行)の最近の警告は、買い手が直面する厳しい環境を浮き彫りにしている」と指摘。
「インフレと金利の見通しがより明確になるまでは、特に住宅購入能力への圧力が最も強いイングランド南部とロンドンを中心に、経済活動と景況感は低迷が続くだろう」と述べた。