Max A. Cherney

[サンフランシスコ 13日 ロイター] - 米半導体大手エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)と妻のロリ氏が設立した財団が、コアウィーブから計算資源を購入し、大学や非営利団体に寄付していることが届出書類で明らかになった。これまでの寄付は1億0830万ドルに上る。

12日に提出された書類によると、これらの計算資源は科学・人工知能(AI)研究に使用される。エヌビディアは寄付受領者の一部に対し、エンジニアリングサービスを無償で提供する計画という。

この寄付はフアン氏の寛大さを示すと同時に、AIアプリケーションに特化したクラウドコンピューティング企業であるコアウィーブに対するエヌビディアからの新たな支援策でもある。

エヌビディアはコアウィーブが顧客に提供する画像処理半導体(GPU)を設計している。今年1月にはコアウィーブに20億ドルを出資し、その時点で同社の第2位株主となった。

エヌビディアは昨年、コアウィーブとの間でクラウドコンピューティング容量に関する63億ドルの契約を結んだ。顧客に販売されなかったコアウィーブのクラウド容量をエヌビディアが購入することを保証する内容となっている。

エヌビディアは対話型AI「チャットGPT」を開発したオープンAIなどAI関連企業に数十億ドル規模の投資を行っており、投資家の間では資金循環を巡る懸念が生じている。

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