Douglas Gillison

[ワシントン 13日 ロイター] - 米首都ワシントンの連邦地裁のスパークル・スークナナン判事は13日、実業家イーロン・マスク氏の旧ツイッター買収を巡る米証券取引委員会(SEC)とマスク氏の和解案の即時承認を見送り、追加説明を求める意向を明らかにした。

判事は和解案の動機に疑問を呈し、この合意はマスク氏個人への処罰を避けることだけを目的として結ばれたのではないかとの見方を示した。

SECはマスク氏が旧ツイッターの持ち分増加に関する開示が遅過ぎた点を問題視して提訴していたが、今月になってマスク氏を被告から除外したほか、和解金も150万ドルと、当初の不正利益返還請求額から99%減額した形になった。

こうした中でスークナナン判事は先週、和解案を協議するため双方の弁護士を召喚した際に、和解案には詳細な説明を要する一連の「不自然な点」があると述べ、同案を単に追認することはできないと改めて強調。「これら全ての不自然な点を踏まえると、懸念を抱かざるを得ない」と言及した。

判事は、双方にとって和解の公平性、公共の利益への適合性、また「不適切な共謀や汚職がないか」など幾つかの要因を考慮しなければならないと指摘した上で、マスク氏個人を被告から除外する理由を説明することなどを双方の弁護士に要請した。

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