Mikhail Flores
[セブ(フィリピン) 7日 ロイター] - タイのアヌティン首相とカンボジアのフン・マネット首相は7日の首脳会談で、国境での武力衝突以降に成立した脆弱な停戦状態の維持と、恒久的な和平に向けた信頼醸成措置を講じることで合意に達した。
首脳会談は、東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議の議長国フィリピンによる仲介で実現した。
タイとカンボジアは昨年7月と同12月に小競り合いが戦闘に発展し、空爆や重砲・ロケット弾の激しい応酬が起きた。長年争点となっている817キロの国境の両側に、それぞれが今も軍隊を配置する事態となっている。
2度の戦闘で約150人が死亡し、少なくとも30万人が避難を余儀なくされ、両国は互いに戦闘開始の責任があると非難していた。
こうした中でアヌティン氏は「タイとカンボジアは隣国同士で紛争を避けるのが最善であり、紛争は損失と苦痛をもたらすだけだ。今こそ前向きに考え、平和への道を共に歩む時だ」と訴えた。
最初の戦闘はトランプ米大統領の介入でいったん解決されたが、トランプ氏も2度目の戦闘は阻止できず、双方が直接停戦に合意するまで20日間続いた。
フン・マネット氏は両国の外相がさらに協議し、結果をもたらす方法で議論を進めていくと発言。「われわれの協議は緊張緩和と信頼醸成措置に焦点を当て、永続的平和と正常な関係のための機能的枠組みを回復・強化することを目的とする」と語った。