Saqib Iqbal Ahmed
[ニューヨーク 7日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが序盤の下げ幅を帳消しにし、大半の主要通貨に対して堅調に推移した。投資家はイラン戦争の緊張緩和への期待を慎重に見極めようとしている。
米国とイランが戦闘終結に向けた限定的な暫定合意に近づいていると、関係者や当局者が明らかにした。ただ、紛争終結に向けた1ページの覚書はほぼまとまりつつあるが、双方の間には依然として隔たりが残っているという。
バノックバーン・グローバル・フォレックスのチーフマーケットストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は「市場は依然として神経質な状態にある」と指摘。「情勢は『和平は間近』の方向にかなり傾いていた」とし、北米時間の取引では紛争の早期解決の見通しより慎重な見方が広がったと述べた。
コーペイ(トロント)のチーフ市場ストラテジスト、カール・シャモッタ氏は「トランプ政権が紛争の出口を見つけようと躍起になっているのは明らかだが、交渉上の主張の歩み寄りを示す材料はほとんどない。今後数日から数週間のうちに、さらにネガティブで市場を大きく揺さぶるようなニュースが出てくる可能性がある」と述べた。
ユーロは前日比ほぼ横ばいの1.1748ドル。前日は0.47%上昇していた。
英ポンドは0.1%安の1.35785ドル。前日は0.4%高だった。
円は対ドルで約0.3%安の156.79円。前日は日本政府・日銀が円買い為替介入に再び踏み切ったとの観測から急騰していた。
三村淳財務官は7日、為替相場について「常に変わらず照準は全方位に向けている」と述べ、引き続き警戒感を持って市場の動向を注視する姿勢を示した。また、関係筋の話から、ベセント米財務長官が11-13日の日程で訪日し、滞在中に高市早苗首相、片山さつき財務相、植田和男日銀総裁などと会談する予定であることが分かった。
リスク選好に敏感な豪ドルは0.2%安の0.7222米ドル。前日に付けた4年ぶりの高値をわずかに下回る水準にある。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは約2%安の8万0017ドル。
ドル/円 NY終値 156.91/156.95
始値 156.39
高値 156.95
安値 156.18
ユーロ/ドル NY終値 1.1725/1.1726
始値 1.1767
高値 1.1777
安値 1.1724