Michael S. Derby

[7日 ロイター] - 米ニューヨーク連邦準備銀行が7日発表した4月の消費者調査によると、中東の戦争に伴う物価上昇圧力にもかかわらず、消費者がインフレ拡大の可能性をさほど懸念していないことが分かった。

調査によると、1年後のインフレ期待は4月は3.6%と、前月の3.4%から小幅上昇。一方、3年後と5年後のインフレ期待はそれぞれ3.1%、3%と横ばいで推移した。

ガソリン価格の将来的な上昇に対する期待も後退し、1年先のガソリン価格の伸びは5.1%と、前月の9.4%から「大幅に」低下した。1年先の食品価格の伸びも緩やかになるとした。

インフレの先行きに対するこうした比較的楽観的な見方は、足元で進行するインフレ圧力の上昇を示すデータとは対照的だ。トランプ大統領が課した大規模な関税措置の影響が続いているほか、イラン戦争に伴うサプライチェーン(供給網)の混乱でガソリン価格は急騰している。

3月の個人消費支出(PCE)価格指数は前年同月比3.5%上昇​。伸びは2月の2.8%から加速し、2023年5月以来の大きさとな‌った。

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