[7日 ロイター] - 米クリーブランド地区連銀のハマック総裁は7日、連邦準備理事会(FRB)の政策金利は「当面の間」据え置かれるとの見方を示した。また、将来のインフレ高進リスクがFRBがいずれ利下げに動くという政策姿勢の維持に反対する根拠となっているとの認識を改めて示した。
ハマック総裁は公共ラジオ局WOSUのインタビューで「現時点での私の見通しでは、金利は当面据え置かれるだろう」とし、据え置き期間がどの程度になるかはまだ不透明だとも述べた。その上で「現状を見る限り、経済見通しには多くの不確実性がある」とし、「次の動きが利下げか利上げか、あるいは長期間にわたる据え置きかについて、われわれの声明はかなり中立的なスタンスを取るべきだと思う」と語った。
また、イラン戦争については、FRBの責務の両面に影響を与える可能性があるとし、物価上昇圧力の長期化を招く可能性があると言及。見通しの不確実性は政策の不確実性につながると述べた。
さらに、雇用市場は依然として「低採用・低解雇」の環境にあるとしつつ、現時点で失業率は低水準で安定して推移していると述べた。
ハマック氏は4月に開かれた連邦公開市場委員会(FOMC)で声明に緩和バイアスを盛り込むことは支持できないと考え、政策決定に反対。同会合での据え置き決定は賛成8、反対4と、1992年10月6日以来、最も大きく意見が割れた。
ハマック氏はインタビューで、金利据え置きの支持を改めて表明した上で、投票結果が示唆するほどの意見の不一致はなかったと言及。経済・政策に関する見解については見かけよりも多くの合意があったと語った。