Shadia Nasralla Stephanie Kelly
[ロンドン 7日 ロイター] - 欧州エネルギー大手シェルが7日発表した第1・四半期決算は純利益が69億2000万ドルと、市場予想を上回った。中東での戦争に関連した押し上げ効果で2年ぶりの高水準となった。
前年同期の55億8000万ドルから増加し、同社がまとめたアナリスト予想の63億6000万ドルを上回った。これを受け同社は配当を5%引き上げた。
一方、四半期ごとの自社株買いプログラムは35億ドルから30億ドルに減額した。米国・イスラエルとイランとの軍事衝突に伴う供給混乱で債務が増加したため、資金を財務基盤の強化に振り向ける。
第1・四半期の石油・ガス生産量は前四半期比4%減少した。イラン戦争によりカタールのガスプラントが被害を受け、修復には約1年かかる可能性がある。
シェルのギアリングレシオ(負債比率)は、2025年末の20.7%から23.2%に上昇した。
営業キャッシュフローは61億ドル、流動資産から負債を差し引いた流動性指標である運転資本はマイナス112億ドルとなった。シェルは石油・ガス価格が下落すれば、運転資本の変動は時間とともに反転すると予想している。