Joseph Ax

[ニューヨーク 4日 ロイター] - 米コロンビア大学は4日、優れた報道や作品に授与するピュリッツァー賞を発表した。ロイターは国内報道と専門報道の2部門で受賞した。

国内報道部門ではトランプ米大統領による政治的な報復を扱った一連の記事、専門報道部門では交流サイト(SNS)大手メタ・プラットフォームズが子どもを含む利用者を有害な人工知能(AI)チャットボットや詐欺広告に故意にさらしていた実態を明らかにした調査報道がそれぞれ評価された。

最高の栄誉とされる公益部門は、トランプ政権と実業家イーロン・マスク氏による連邦政府機関の大幅な人員・予算削減を報じたワシントン・ポスト(WP)が受賞。ニューヨーク・タイムズは、トランプ氏と同氏の家族、側近らが大統領の地位を利用していかに利益を得ているかを追及した報道など調査報道部門を含む3部門で受賞した。

受賞記事の多くがトランプ政権に関する報道だった。トランプ氏は、昨年のホワイトハウス復帰以降、制度的な規範を覆し、国内外における役割を再構築してきた。

授賞式の冒頭挨拶で、賞の運営責任者であるマージョリー・ミラー氏は、合衆国憲法修正第1条(表現の自由)と独立した報道の重要性を強調した。

ロイターは2つの受賞に加え、他の2つの部門でも最終候補に残った。

ロイターのアレッサンドラ・ガロニ編集主幹は「これらの素晴らしい評価は、恐れることなく徹底した取材に基づき、独自性を備え、権力ある組織の責任を追及するという、ロイターのジャーナリズムの真髄を反映している」と述べた。

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