Saqib Iqbal Ahmed

[ニューヨーク 4日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、中東情勢の緊張が高まる中、ドルが対ユーロで上昇した。円も一時、上昇し、日本政府・日銀による円買い為替介入の憶測が再び高まった。

アラブ首長国連邦(UAE)の東部フジャイラで、イランが発射したとみられるドローン(小型無人機)による攻撃があり、石油工業地帯で火災が発生した。UAE国防省は、イランから発射されたミサイル4発のうち3発を自国の領海上空で迎撃したと明らかにした。

マネックスUSA(ワシントン)のトレーディング担当ディレクター、フアン・ペレス氏は「(ホルムズ海峡)封鎖が全てをこう着状態にしている。この状態が続く限り、ドルは安定を維持するだろう」と指摘。「ただ、何らかの和平合意があれば、リスク選好はすぐに高まり、それはドルにとってマイナス材料となる」と述べた。

主要通貨に対するドル指数は0.2%高の98.404。同指数は3月序盤の高値からは下落しているものの、解決の見通せない中東情勢が、引き続き下値を支えている。

ドル/円は0.06%安。円は取引序盤で一時、0.75%高の155.69円を付けた。

財務省当局者はこの日見られた円急伸についてコメント要請に直ちには応じなかったものの、先週の当局による介入観測を受け、市場は当局の動きに警戒を続けている。

BBVAのG10為替戦略責任者ロベルト・コボ・ガルシア氏は「円安が輸入物価を通じてインフレに与える影響や、米政権がこうした措置を概ね容認していること、日本の潤沢な外貨準備を考えれば、介入の根拠は十分にある」と述べた。

ユーロは0.2%安の1ドル=1.1694ドル。米国がドイツからの駐留軍削減計画を発表したことを受け、メルツ独首相はトランプ米大統領との確執に関係があるかとの問い​に対し「関連性はない」と答えた。

英ポンドは0.3%安の1ドル=1.35365ドル。

豪ドルは0.4%安の0.7174米ドル。オーストラリア準備銀行(RBA)は5日、政策決定を発表する予定。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは1.4%高の8万0046ドルと、1月31日以来初めて8万ドルを上回った。

ドル/円 NY午後4時 157.09/157.11

始値 157.11

高値 157.30

安値 156.72

ユーロ/ドル NY午後4時 1.1694/1.1696

始値 1.1705

高値 1.1718

安値 1.1682

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