Niket Nishant
[ニューヨーク 14日 ロイター] - 米国株式市場は続伸。中東紛争解決を巡り楽観的な見方が高まる中、ナスダック総合は2%上昇、S&P総合500種は1%上昇して終値での最高値に迫った。米銀大手の決算やインフレ指標も材料視された。
トランプ米大統領は14日、米紙ニューヨーク・ポストに対し、イランとの協議が「今後2日以内にパキスタンで行われる可能性がある」と語った。
また、イスラエルとレバノンは同日、レバノンの親イラン武装組織ヒズボラへの対応などを巡り米ワシントンで協議を行った。米国務省は終了後に発表した声明で、イスラエルとレバノンが「直接交渉開始に向けた前向きな協議」を行ったと言及。双方は相互に合意した時期と場所で直接交渉を開始することで一致したという。ただ、和平に向けた枠組みで合意に至ったかは現時点で明らかになっていない。
NFJインベストメント・グループのポートフォリオマネジャー、バーンズ・マッキニー氏は「まだ解決には至っていないが、投資家は反発局面を逃したくないと考えている」と指摘した。
14日に発表された3月の米卸売物価指数(PPI)上昇率が市場予想を下回ったことも市場に一定の安心感をもたらした。
S&P500は1月27日に付けた過去最高値の6978.60に迫った。13日には、米国とイスラエルによるイランへの攻撃が始まる前の2月27日の終値を上回って引けていた。
ナスダックは10営業日続伸。ダウ工業株30種は3月上旬以来の高値で取引を終えた。
S&P500の主要11業種で下落したのは3業種のみ。エネルギーが原油価格の下落を受けて2.2%安と、下落率が最大だった。
テクノロジーセクターでは、ソフトウエア株が2日連続で上昇し、1.6%高で引けた。フィラデルフィア半導体指数は2%高で取引を終え、5日連続で過去最高値を更新した。
資産運用大手ブラックロックは3%上昇。14日発表した第1・四半期決算が増益となり、アナリスト予想を上回った。上場投資信託(ETF)への資金流入が堅調だったほか、運用報酬が大幅に増加した。
金融大手シティグループは2.6%上昇。2008年終盤以来の高値を付けた。同社も第1・四半期の利益が予想を上回った。
ユナイテッド航空は2%高、アメリカン航空は8%高。ユナイテッド航空のスコット・カービー最高経営責任者(CEO)が、2月下旬にトランプ大統領と会談した際、アメリカン航空との合併の可能性に言及したと、2人の関係者がロイターに明らかにした。
米取引所の合算出来高は179億6000万株。直近20営業日の平均は191億株。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.62対1の比率で上回った。ナスダックでも2.26対1で値上がり銘柄が多かった。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 48535.99 +317.74 +0.66 48272.03 48592.29 48192.30
前営業日終値 48218.25
ナスダック総合 23639.08 +455.35 +1.96 23331.50 23639.08 23331.50
前営業日終値 23183.74
S&P総合500種 6967.38 +81.14 +1.18 6910.20 6969.42 6905.17
前営業日終値 6886.24
ダウ輸送株20種 21263.77 +422.51 +2.03
ダウ公共株15種 1170.70 +4.30 +0.37
フィラデルフィア半導体 9224.12 +184.60 +2.04
VIX指数 18.36 -0.76 -3.97
S&P一般消費財 1901.85 +47.17 +2.54
S&P素材 656.64 -2.18 -0.33
S&P工業 1467.89 +4.91 +0.34
S&P主要消費財 918.91 -2.08 -0.23
S&P金融 861.10 +1.76 +0.20
S&P不動産 276.31 +2.33 +0.85
S&Pエネルギー 857.69 -18.92 -2.16
S&Pヘルスケア 1735.07 +8.58 +0.50
S&P通信サービス 469.34 +14.47 +3.18
S&P情報技術 5695.40 +93.07 +1.66
S&P公益事業 472.29 +0.84 +0.18
NYSE出来高 12.15億株
シカゴ日経先物6月限 ドル建て 58850 + 820 大阪比
シカゴ日経先物6月限 円建て 58845 + 815 大阪比