[サンパウロ 10日 ロイター] - ブラジル地理統計院(IBGE)が10日発表した3月の消費者物価指数は前年⁠同月比4.14%上昇し、伸び率は2月の3.81%から拡大した。ロイターがまとめたエコノミスト市場予想は4.00%だった。

米国とイスラエル⁠によるイラン攻撃で不確実性が高まる中、ガソリ⁠ン価格を中心とする輸送費の上昇が全体の物価を押し上げた。

3月の拡大消費者物価指数(IPCA)は前月比上昇率が0.88%となり、市場予想の0.77%を上回った。ガ⁠ソリン価格が4.59%と急騰したことで輸送費が大きく上昇し、⁠重視⁠されている食品と飲料も価格上昇が目立った。

ブラジル中央銀行は3月に25ベーシスポイント(bp)利下げして金融緩和に乗り出した。ただ、米国⁠とイスラエルのイラン攻撃を受けて石油市場にリスクがあるのを背景に、今後の対応についての明確な指針を示さなかった。

パンテオン・マクロエコノミクスの中南米担当チーフエコノミ⁠スト、アンドレス・アバディア氏は利下げが始まったものの、政策金利の最終到達点(ターミナルレート)は以前の予想より高くなるとの見通しを示した。

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