[台北 10日 ロイター] - 半導体受託生産世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は10日、第1・四半期の売上高が前年比35%増の1兆1340億台湾ドル(357億1000万米ドル)だったと発表した。LSEGがまとめたアナリスト20人の予想(1兆1250億台湾ドル)を上回った。人工知能(AI)アプリケーションへの需要急増が追い風となった。
TSMCはその他の詳細は公表しなかった。
第1・四半期売上高はTSMCが前回の決算発表で示した346億─358億米ドルのガイダンスの範囲内だった。TSMCはガイダンスを米ドル建てでのみ公表している。
TSMCは今月16日に第1・四半期決算の詳細を発表する予定で、今四半期と通期の見通しも更新する。
中東での戦争がエネルギーコストを押し上げ、世界市場を混乱させている中、半導体製造用資材の供給が途絶する恐れがあり、アナリストらは企業のAIデータセンター投資を遅らせる要因になり得ると指摘している。
それでも、LSEGのデータによると、アナリストらは過去30日間でTSMCの4─6月期売上高予想を2.3%上方修正し、過去最高の1兆2000億台湾ドルとした。これは先端AIチップ生産能力の制約が同社の収益を押し上げると見込んでいるためだ。