Ann Saphir

[8日 ロイター] - 8日の金融市場では、米連邦準備理事会(FRB)が今年中に利下げを実⁠施する可能性があるとの見方が再浮上した。米・イランの2週間の停戦合意を受けて原油価格が急落したこ⁠とを受けた。ただ、和平の見通しに対する不確実⁠性や、原油価格が依然として戦争前の水準を約30%上回っていることから、金融緩和観測の確定にはまだ程遠い。

フェデラルファンド(FF)金利先⁠物市場は現在、年末までにFRBが利下げを行う確率を25%と織り込⁠んで⁠いる。停戦直後は約65%だった。ただ、停戦前にはFRBの利上げの可能性をある程度織り込んでいたため、状況は大きく変化している。

エバーコアISIのクリ⁠シュナ・グハ氏は「FRBが年内利上げに踏み切る可能性がはるかに低い状況なので、市場は米国での利下げが1回程度にとどまることを織り込むべきだと考えている」と述べた。

世界の他の地域では、停⁠戦発表後の各国中央銀行に対する期待の変化はより顕著となった。欧州中央銀行(ECB)とイングランド銀行(英中央銀行、BOE)による複数回の利上げ観測は縮小した。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。