中国の李強首相は22日、経済をさらに開放し、外資企業が国内企業と同等の待遇を全面的に受けられるようにすると約束した。

国営メ⁠ディアによると、李氏は北京で開催された「中国発展フォーラム」で、質の高い発展の促進に注力し、中国に進出する企業が自信を持って発展し、大きな成功を収められるよう、引き続き良好なビジネス環境を整備⁠していくと述べた。

アップル、サムスン電子、フォルクスワーゲン、ブロードコム、シーメンス、BASF、ノ⁠バルティスの幹部幹部らが出席。フォーラムのウェブサイトに掲載された出席者リストには、日本企業の幹部は含まれていなかった。

HSBCホールディングス、UBSグループ、スタンダードチャータードなどの金融機関も代表者を派遣した。

李氏は、中国はより多くの高品質な商品を輸入し、貿易パ⁠ートナーと協力してバランスの取れた貿易の発展を促進し、世界貿易のパイを拡大していくと表明。中⁠国は⁠世界経済にとって「確実性の礎石」であり、「安定性の港湾」となることにコミットしていると語った。

また、新たな市場を創出するためには開放と技術の進歩が必要だと述べた。

中国人民銀行(中央銀行)の潘功勝総裁もフォーラムで講演。人民銀が公表した講演録によると、潘氏は「世⁠界経済の不均衡を分析するには、財の貿易だけでなくサービスの貿易も、経常収支だけでなく金融収支も考慮する必要がある」と述べ、中国は最大の財の黒字国であると同時に、最大のサービスの赤字国でもあると説明し、貿易黒字を巡る懸念を和らげようとした。

中国には通貨安を通じて貿易上の競争優位性を獲得する必要も意図もない、と語った。

別の会合では、王文濤商務相が⁠米製薬業界団体のビジネスリーダーや大手多国籍製薬企業5社の幹部に対し、中国は知的財産権の保護を強化し、政策の透明性を高めていくと伝えた。

国営メディアの報道によると、アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は基調講演で、業界をさらに発展させるため、中国のサプライヤーと引き続き協力していくと述べた。



[ロイター]
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