<狭いところで幅は32キロ。石油輸送の要所で米軍の攻撃が加速している──>

アメリカは10日、ホルムズ海峡付近でイランの機雷敷設船16隻を破壊したと発表した。中東に展開する米軍を統括する米中央軍(CENTCOM)によると、イラン海軍の艦艇に対して相次いで攻撃を実施し、十数隻以上の機雷敷設船を標的としたという。

【動画】16隻を次々に撃沈...米中央軍が「イラン機雷船」を爆破する「瞬間映像」

CENTCOMは、米軍の弾薬が複数の船舶に命中する様子を捉えた映像も公開した。映像の上部には「UNCLASSIFIED(機密指定なし)」の表示が付けられている。

ドナルド・トランプ米大統領は、イランがホルムズ海峡に爆発物を設置した場合、これまでに見たことがないレベルの危機に直面すると警告。加えて、世界の石油のおよそ5分の1が通過するこの海域で機雷を設置しようとする船舶は、「迅速かつ激しく対処される」と強調した。

CNNは10日、アメリカの情報機関に詳しい匿名の関係者2人の話として、イランがここ数日で海峡に「数十個」の機雷を設置したと報じている。

イランは1980年代のイラン・イラク戦争の際にも、ホルムズ海峡やペルシャ湾に機雷を設置した過去がある。ただしアメリカの専門家は10日、海域の機雷敷設は中国などへの自国の原油輸出にも打撃を与える可能性があると指摘した。

イランがこの海域を通過する船舶への攻撃を示唆したことで、海峡の通航は急減した。ホルムズ海峡は最も狭い場所で幅が約32キロしかなく、世界のエネルギー輸送にとって極めて重要な航路となっている。

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