<G7が戦略石油備蓄の協調放出を検討する中、中国はパートナー国のイランにエネルギー輸送の安全確保を働きかけ>

中国外務省は3月9日、アメリカ・イスラエルとイランの戦争が2週目の週末に入る中、船舶の運航がほぼ停止しているホルムズ海峡を通じたエネルギー輸送を回復するよう改めて呼びかけた。

中国のホルムズ海峡依存度を示す、一目瞭然のグラフ

今回の危機は、海上輸送される世界の原油の4分の1以上が通過するこの海峡の戦略的重要性を浮き彫りにしている。

中国の原油輸入の半分がこの海峡を通過している。調達先を中東以外にも多様化している中国はアジアの近隣諸国ほど大きな衝撃を受けやすい状況にはないが、混乱が長期化すれば、中国は膨大な戦略備蓄を取り崩し、代替供給源への依存を強めざるを得なくなる。

「エネルギー安全保障は世界経済にとって極めて重要であり、安定的で途切れないエネルギー供給を確保する責任はすべての当事者にある」

中国外務省の郭嘉昆報道官は9日、中国政府が戦略石油備蓄の協調放出をめぐるG7の協議に加わるかを問われ、こう述べた。

「中国は自国のエネルギー安全保障を守るために必要な措置を取る」と郭は付け加え、詳細については中国の「関係当局」に問い合わせるよう記者団に説明した。

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