自然現象の発見前に行われていた「人工のファイヤー・フォール」

そもそもこの自然現象が「ファイヤー・フォール」と呼ばれる背景には、1872年からこの地で実際に行われていた現地の習慣がある。当時、「マウンテン・ハウス・ホテル」のオーナーはグレイシャー・ポイントの崖の縁から本物のたき火を落とすことで、麓の観光客を喜ばせる演出を行っていた。

観光局は、「真っ赤に燃えたたき火が崖を落ちていく様子は、光り輝く滝のように見えた」と説明する。この演出は中断と再開を繰り返しながら長く続いたが、1968年に完全に終了したという。

だがその5年後、ある写真家が偶然、「天然のファイヤー・フォール」とも言うべき現象を発見し、撮影に成功する。夕日に照らされた小さな滝が「溶けた金属のように見えた」ことがきっかけだった。この自然現象はその後、多くの人々をこの場所へ引き寄せることとなり、かつてのたき火の演出に匹敵するほど有名な観光スポットになった。

【関連記事】
◆「死ぬところだった...」旅行先で現地の子供に「超危険生物」を手渡された男性、「恐怖の動画」にSNS震撼
◆海に響き渡る轟音...「5000頭のアレ」が一斉に大移動する「奇跡の光景」が話題に、目的は何なのか?
【クイズ】沖縄にも生息、人を襲うことも...「最恐の魚」ゴマモンガラはどこが危険?

ニューズウィーク日本版 台湾有事の新シナリオ
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。

米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由

※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます