ISISの地域支部の一つ、イスラム国ホラサン州(ISKP)はすでにイラン国内深くまで浸透する能力を示している。2024年1月、米国がイスラム革命防衛隊(IRGC)コッズ部隊の司令官カセム・ソレイマニ少将を殺害してから4年となる式典で、イラン史上最悪の連続自爆テロを実行した。
ISKPはアフガニスタンを拠点に活動しており、その存在が、イラン周辺の地域で続くタリバンとパキスタンの衝突の背景にある問題の一つになっている。
米国とイスラエルがイランを空爆する中、ISISやイラン国内の反政府武装勢力は、地上の混乱を利用して自らの暴力的な攻撃目的を達成しようとする構えを見せている。
「現在のイランの不安定な状況を武装した非国家主体が利用するリスクは大きい。特にISKPは、イラン国内で攻撃を行う意思と能力の両方を示している。これは、彼らが背教的なシーア派政権と位置づけるイランの体制に対する広範な作戦の一部だ」と、米クレムソン大学の准教授アミラ・ジャドゥーンは本誌に語った。
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