成犬
健康な成犬の多くは、犬種に適した継続的な運動で良好な状態を維持できる。個体差はあるものの、一般的に日に30〜90分の活動が有益であるとカーンは述べる。
ヒルサイド動物病院のメディカルディレクター、キャリン・コリアーによれば、1〜6歳の成犬は、段階的に体を慣らしていれば「日に1〜2時間」の散歩が可能だという。
シニア犬
シニア期に入っても運動は重要だが、より穏やかなものにすべきだ。カーンは、短時間でゆっくりとしたペースの散歩を推奨しており、歩行時の動きのぎこちなさや疲労の兆候がないか注視するべきだという。
コリアーによれば、健康なシニア犬であれば1時間の散歩にも耐えられるが、関節炎を患っている場合はより短時間のほうがいいだろう。
散歩に対して意欲的か、あるいはためらっているかといった態度に注意を払うことが、安全なペースを見極めるヒントになるとシャーリーは言う。
カーンによれば、運動不足の場合は、破壊行動、過度な吠え、落ち着きがなくなるといった傾向が見られるようになる。一方で、運動が過度な場合には、散歩を渋る、疲労、衰弱、びっこを引く、翌日に体がこわばるなどのサインが現れる。
獣医師らは、運動量は個々の犬に合わせて調整すべきだと口を揃える。年齢、犬種、健康状態、天候、地面の状態というあらゆる要素が、散歩の安全性を左右する。迷ったときはゆっくりと始め、愛犬が快適かどうかを観察し、獣医師と相談しながら最適なルーティンを築くべきだ。
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