[26日 ロイター] - 米半導体大手エヌビディアが26日取引で下落。一時約4.8%安をつけた。25日に発表した四半期決算は好⁠調な内容だったものの、人工知能(AI)への大規模投資が持続可能かどうかを巡る投資家の懸念払拭には至らなかった。現在は4.2%近辺で推移している。

エヌ⁠ビディアは、ハイテク大手による同社製AI半導体への支出が続くと見込み、⁠第1・四半期(2─4月)の売上高が780億ドル(プラスマイナス2%)になるという見通しを示した。市場予想は726億ドルだった。第4・四半期(2025年11月―26年1月)の売上高は94%増の681億3000万ドルで、市場予想の662億1000万ドルを上回った。

eMarketerのアナリスト、ジェイコブ⁠・ボーン氏は「エヌビディアは再び予想を上回ったが、米メタ・プ⁠ラッ⁠トフォームズのような企業がアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)へと多様化を進め、大手クラウド事業者が半導体チップへの投資を拡大するにつれて、競争状況は変化しつつある」と述⁠べた。

JPモルガンのアナリストはメモで「株価の反応は、投資家がさらなる(AI向け)投資を望んでいることを示唆している」と指摘。「主要顧客の設備投資予算が大幅に拡大したことを踏まえると、エヌビディアのデータセンター事業の27年度の成長軌道を巡り不確実⁠性が続いていることと関係していると考えられる」とした。

LSEGデータストリームによると、 エヌビディアの株価収益率(PER)は現在24.5倍で、時価総額が世界で初めて5兆ドルの大台に乗せた昨年10月29日の34.6倍から低下。AMDの28.8倍、インテルの81.4倍を下回っている。

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