国際社会にARSAの人権侵害注視を訴え
国連安全保障理事会でもミャンマー政府代表が「ロヒンギャ問題では(国際社会の一部は)一方の言い分だけを聞いて、ARSAの残虐な行為を知る努力をしていない」と実情を嘆き、実態の把握に乗り出すよう訴えたこともある。
アムネスティ・インターナショナルの危機対応理事ティラナ・ハッサンさんは「ミャンマー軍によるロヒンギャ族弾圧とともに我々の調査に基づくARSAによる残虐行為も無視できない。もっと注目されるべきである。そして独立した調査機関によってあらゆる人権侵害は徹底的に調査されるべきである」と報告書で訴えている。
とはいえロヒンギャ族の武装組織によるヒンズー教徒への虐殺が明らかになったことで、ミャンマー国軍によるロヒンギャ族への人権侵害が矮小化されたり、免罪されたりするものでは決してない。
そのうえでヒンズー教徒が直面している現実にも国際社会は注視するべきだ、と今回の報告書は警告しているといえるだろう。

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