Francesco Guarascio

[ハノイ 22日 ロイター] - ロイターが確認した文書によると、ベトナムの商工省は、米国など貿易相手国への違法な迂回(うかい)輸出を取り締まるよう通達を出した。

15日付の通達で、米国の関税で緊張が高まる中、貿易を巡る不正行為が今後増加する可能性が高いと指摘。不正が防止されなければ「各国が輸入品に適用する制裁を回避するのが一段と困難になる」とした。

迂回輸出の発生源となっている国は挙げていない。ただベトナムの輸入の40%近くは中国からのものであり、米国は中国が米関税を回避するためベトナムを迂回輸出拠点として利用していると非難している。

ベトナムはトランプ政権から46%という特に高い相互関税をかけられており、ベトナム政府は高関税の回避に向け米に働きかけている。

通達では、「特に生産と輸出に使用される輸入原材料」の原産地を確認するため、輸入品の監督と検査を強化するよう担当者に指示した。

違法な迂回輸出とは例えば、中国製品がベトナムに入ると、特に価値が追加されなくとも原産地をベトナムに変更。その後米国に輸出されると、原産地が中国の場合より低い関税を享受できるという仕組みだ。

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