2012年、当時カタルーニャ州政府首相だったアルトゥール・マス氏が、ラホイ首相との間で、カタルーニャに自主徴税権と支出の決定権を与えるよう交渉しようとした。だが今では、交渉の見通しは暗い。

カタルーニャは長年、中央政府に支払う税金の額が、交付される額に比べて不均衡だと主張してきた。

財務省が委託した研究によると、カタルーニャ自治州が中央政府に支払う額は、受け取る額より99億ユーロ多い。同自治州の経済相は、それ以上の差があると主張する。

エコノミストは、中央政府と地方の税制を巡る関係は、地方間の激しい税制競争を引き起こしており、見直しが必要だと指摘する。自治州のなかには、予算不足に陥り公的サービスが削減されたところもある。

「現状は危機的だ。問題解決に必要な政治的機運が今ならあるかもしれない」と、バークレイズ・キャピタルのアントニオ・ガルシア・パスクアル氏は指摘した。

(翻訳:山口香子 編集:伊藤典子)

Sonya Dowsett

[ビルバオ(スペイン) 9日 ロイター]

120x28 Reuters.gif
Copyright (C) 2017トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます