Aditya Soni Yuvraj Malik Anna Tong

[30日 ロイター] - 米マイクロソフトは30日、第1・四半期(7─9月)のクラウドサービス「アジュール」の増収率が為替変動の影響を除いたベースで28─29%になるとの見通しを示した。市場調査会社ビジブル・アルファの予想(29.7%)を下回った。

また、設備投資額は今年度に増加するとした。人工知能(AI)技術への多額の投資が利益をもたらすまでに時間がかかる可能性があることが改めて示された。

設備投資の増額見通しが嫌気され株価は引け後の時間外取引で一時7%下落した。ただその後、アジュールの増収率が2025年度下期に加速するという見通しを受け、下げ幅を3%に縮小した。

マイクロソフトはデータセンター網の拡大に向け多額の投資を行っている。

第4・四半期(4─6月)のアジュールの売上高は29%増で、予想の30.6%増を下回った。

4─6月期の設備投資(ファイナンスリース含む)は77.6%増の190億ドルと、前四半期の140億ドルから大きく増加した。

ブレット・アイバーセン副社長(投資家向け広報担当)は「顧客の旺盛な需要」に対応するため、引き続き支出を増やしているとロイターに語った。

アジュールの伸びに占めるAIサービスの割合は8%ポイントと、1─3月期の7%ポイントから上昇した。

アジュールを含むインテリジェント・クラウド部門の売上高は19%増の285億ドル。LSEGがまとめた市場予想の286億8000万ドルに届かなかった。

業務用ソフト「オフィス」事業やビジネス向け交流サイト(SNS)リンクトインを含む部門の売上高は11%増加。市場予想は10%増だった。

総売上高は15%増の647億ドルで、市場予想の643億9000万ドルを上回った。

基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」やゲーム機「Xbox」などを含む「モアパーソナルコンピューティング」部門の売上高は14%増の159億ドル。パソコン販売の安定化が寄与した。

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