[ジャカルタ 30日 ロイター] - インドネシアのスリ・ムルヤニ財務相は30日、ルピア相場が今後も安定して推移するとの見通しを示した。ドルからの下押し圧力が弱まり、強含む傾向があるとしている。

財務省、中央銀行、金融庁、預金保険公社で構成する金融システム安定化委員会の委員長としてコメントした。

ルピアは30日0251GMT(日本時間午前11時51分)現在、約2カ月ぶり安値の1ドル=1万5808ルピアで取引されている。

ルピアは2月14日の大統領選を控え同相が辞任する可能性があるとの地元メディア報道を受け、過去2週間、投資家の信認が揺らいでいる。財政見通しに対する懸念が浮上したことが背景。

財務省は同相が「国家財政の管理で職務を継続している」と表明している。

会見に同席したインドネシア中央銀行のペリー・ワルジヨ総裁は、今年後半にルピアが上昇するとの見通しを示した。

総裁は、中銀がルピア相場の安定に向け外国為替市場で介入を継続すると表明。「ルピアに強い圧力がかかれば、ルピアを安定させ、ファンダメンタルズを反映する水準に誘導する」と述べた。

為替介入を不胎化するため、中銀が流通市場で債券を買い入れていることも明らかにした。

スリ・ムルヤニ財務相は、昨年の同国の経済成長率が5%前後になったとの見方も示した。

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