米大統領選に向けた共和党候補指名争いでトップを走る不動産王のドナルド・トランプ氏が、19日のニューヨーク州予備選で圧勝し指名獲得へ弾みをつける中、ライバル候補のテッド・クルーズ上院議員は、全国大会での決選投票が唯一の巻き返しのチャンスと捉えている。

 トランプ氏は2週間前のウィスコンシン州での敗北から勢いを取り戻し、次のヤマ場である26日の東部5州での予備選に臨む。

 同氏は20日、「テッド・クルーズは数学的に見てレースに勝てない」とツイート。「彼が今できることは妨害することだけ。私はヒラリーに勝つ」と意気込んだ。

 一方、クルーズ氏は、フロリダ州ハリウッドで行われた共和党全国委員会の会合の合間に記者会見し、自身もトランプ氏も過半数代議員を確保できず、指名獲得は7月18日からの全国大会での決選投票に持ち込まれるとの見方を示した。

 共和党の代議員総数は2472人で、過半数は1237人。

 APによると、ニューヨーク州予備選後の獲得代議員数はトランプ氏が845人、クルーズ氏が559人、ジョン・ケーシック・オハイオ州知事は147人。

 26日の予備選での共和党の代議員数は172人。

クリントン氏対トランプ氏

 民主党のニューヨーク州予備選は、ヒラリー・クリントン前国務長官が勝利し、バーニー・サンダース上院議員の最近の連勝に歯止めを掛けた。

 クリントン氏とトランプ氏がそれぞれの党の候補となったと仮定してロイター/イプソスが実施した世論調査では、クリントン氏の支持率が45%とトランプ氏の35%を大きく上回った。

 調査は4月15─19日に1334人を対象に実施。誤差はプラス/マイナス3.1ポイント。