[ニューデリー 3日 ロイター] - インドの製油業者がロシア産原油を輸入する際の決済通貨として人民元を利用し始めたと、関係者が明らかにした。欧米などの対ロ制裁を受けてドル決済が制限されていることが背景。

あるインド政府筋は「銀行がドル建てでの取引決済に応じない場合、人民元など他の通貨で支払う製油業者もいる」と語った。

関係者3人によると、インド最大のロシア産原油の買い手である伊インディアン・オイルは6月、国営製油会社として初めてロシア産原油の購入代金の一部を人民元で支払った。同社はコメント要請に応じていない。

インドの民間製油業者3社のうち少なくとも2社も一部を人民元で支払っていると、別の関係者2人が語った。

リライアンス・インダストリーズ、ロシアが出資するナヤラ・エナジー、HPCLミタル・エナジーはいずれもコメントしていない。

人民元で決済されたロシア産原油の規模は、すぐには特定できない。

インドのロシア産原油輸入は5月に過去最高を記録し、全体の40%に上った。前年同月は16.5%だった。

インドは欧米の対ロ制裁に応じていないが、インドの銀行は輸入代金の決済に慎重になっている。

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