メーガン妃が結婚で着用した「メアリー王妃のティアラ」

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POOL New-REUTERS

メーガン妃はイギリス王室と確執が取りざたされる前の自身の結婚式でもフランス製「ジバンシィ」を着用し、周囲を驚かせてきた。そのウェディングドレスについてエリザベス女王が思うところがあったことは有名な話だ。

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  それはイギリス王室の一員としての自覚の足りなさの露呈だったのか。それとも助言をしてくれる人が誰もいなかったのだろうか。

エリザベス女王はあまり目立たないながらも着々と公務に励む、末息子エドワード王子(現・エディンバラ公爵)の妻ソフィー妃に絶大な信頼を寄せていたことが知られている。

そのソフィー妃がメーガン妃の「メンター(相談役)」になることを女王が望んでいたことが、伝記作家ガイルス・ブランドレス「エリザベス──ある親しい肖像(Elizabeth: An Intimate Portrait」に記されている。

しかし、「自分にはヘンリー王子がいる」としてソフィー妃の手助けは必要ないと女王に固辞したことも描かれている。畏れ多くも女王の提案すら断ってしまうメーガン妃...。

おそらくメーガン妃はイギリス王室に対して悪意があったり、リベンジがしたいわけではなさそうだ。ただ、王室の伝統やしきたりには従いたくなく、あくまで「自分流」、つまり自分の着たい服が着たかっただけと思われる。

ノブレス・オブリージュ(noblesse oblige)...。高貴なる者とは、その地位に居続けるためにも多くの義務を負っている。「自分のやりたいこと」をするには、「自分のやりたくないこと」も一般市民以上にしなくてはならないのだ。それは王族にとっての公務であり、慈善活動である。

しかし、王室のしきたりに反抗する我流のメーガン妃にヘンリー王子が心酔し、メーガン妃の「独自路線」がさらに助長されているとすれば、輪をかけてタチの悪いカップルに他ならない。

アメリカでの「ビジネス」があまりうまくいっていないことで、イギリス王室復帰を希望しているとも噂される夫妻の今後はいかばかりか。

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