私はフェミニストを自覚している。そしてフェミニズムで重要なのは、選択の自由と平等だと思っている。「男性に対する女性」がどうこうという問題ではなく、全ての女性が性的指向や性自認や人種や収入に関係なく平等に扱われるかどうか、という問題だ。

官能写真の撮影を行うなかで、性産業で働く女性にも数多く会ってきた。セックスワークは立派な仕事だと思うし、真にフェミニストでロックな選択だとも思っている。

フォトグラファーという仕事を通して、自分に自信を持つこともできた。大学時代には、雑誌に載っているモデルにも一人として完璧な人はいないことに気付いた。全ては照明や修整、腕のいいフォトグラファーのおかげ。多くの要素が作用している。

女性同士の友情に対する考え方も変わった。20代の頃は煩わしく思っていたが、性産業の中で働いてみて、女性は仲間になれるし互いに高め合えることを学んだ。官能写真の撮影は、私にとって最高の癒やしだと心から思う。

【関連記事】
ニューズウィーク日本版 台湾有事の新シナリオ
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。

米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由

※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます