高校生たちも社会見学としてツアー参加
貧困状態にある人たちの実態を市民に知ってほしいというガイドたちの真摯な思い、そして、自分の過去を公表する勇気に、町ツアーに参加する人たちが後を絶たない。グループ枠には、一般企業からのほか、政治関係者、市の行政スタッフ、教会関係者、病院スタッフ、教師、高校生たち(学校の授業の一環として)などが参加している。
筆者はほかのツアーにも参加した。どのツアーでも、終了時、参加者たちがガイドを心から称える様子は印象的だった。
「つらい経験を開示すること、そして複数の人に向かって話すことは誰でもできるわけではないので、ガイドになれる人は限られますね。でも、社会の影にいる孤立しがちな弱者とそうでない人たちが交流できるよう、ガイドを増やしていけたらと思っています」(ベルヒトルトさん)


2019年12月31日/2020年1月7日号(12月24日発売)は「ISSUES 2020」特集。米大統領選トランプ再選の可能性、「見えない」日本外交の処方箋、中国・インド経済の急成長の終焉など、12の論点から無秩序化する世界を読み解く年末の大合併号です。
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます