一方の中国は、防衛やハイテク産業に不可欠なレアアースの輸出規制を、少なくとも1年間延期する。

テキサス州農務長官のシド・ミラーは声明で、「テキサス州の大豆生産者をはじめ、全米の農家は自らの農産物に安定した市場が確保されたことで、ようやく安堵できる」と述べた。

経済学者のロビン・ブルックスはX(旧ツイッター)で今回の米中貿易合意について以下の問題点を挙げた。

(1)交渉担当者にとっては「大豆のために譲歩しすぎ」。(2)対中強硬派から見れば「弱腰」。(3)「中国にまた妥協する」ことを懸念する同盟国は「対米協力に慎重になる」。

中国が抜けた穴の一部は同盟国が埋める。日本は今年9月、米国産の農産品と食品の年間輸入額を80億ドルに引き上げることで合意した。日本は米国産大豆の第6位の輸入国で、昨年は13億1000万ドル分を輸入している。

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