犬を青く染め上げた物質の正体は?
「犬を青く染め上げた物質は、犬たちがいた場所にあった古い簡易トイレにあったものだろう」とベッツは述べた。「ただし、現時点ではその仮説を確実に裏付けることはできていない」
彼女は、犬が青くなった現象は、チェルノブイリの放射線と「まったく関係がない」と強調した。また、今回の青い犬たちを含め、現地の犬たちは健康に見えたという。
「もし犬が毛についた物質を大量に舐めとらなければ、ほとんど害はないと思われる」
「ドッグス・オブ・チェルノブイリ」は、放射能汚染区域で暮らす犬や猫たちに、食料や獣医療を提供するだけでなく、その個体数のモニタリングも行っている。2017年以降、同プログラムは約49平方キロメートルに及ぶチェルノブイリ立入禁止区域内に住む1000頭以上の犬や猫の不妊手術を実施してきた。「クリーン・フューチャーズ・ファンド」の推計によると、原子力発電所周辺にはおよそ250頭の野良犬が生息している。そのうち225頭がチェルノブイリ市に、さらに数百頭が立入禁止区域全体に分布しているという。
「ドッグス・オブ・チェルノブイリ」は今も活動を継続している。その活動の中で、青い犬の真相が明らかになることが期待される。
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