インドのジャイシャンカル外相と中国の王毅外相は18日、インド首都ニューデリーで両国間の協力強化に向けた会談を行い、国境の安定や貿易問題、2国間交流などについて協議した。

ジャイシャンカル外相は会談冒頭で王外相に「両国関係において困難な時期を経た今、両国は前進を目指している。そのためには、率直かつ建設的な双方のアプローチが必要だ」と指摘。

ヒマラヤ西部ラダック地方のガルワン渓谷で起きた2020年の軍事衝突以降、西ヒマラヤの国境係争地沿いに集結している部隊を双方が撤退させることが重要との考えも示した。

ジャイシャンカル氏は「経済貿易問題、国境貿易、2国間交流などを巡り生産的な会話ができた」とし、今回の協議は両国の安定した、協力的かつ前向きな関係の構築に貢献すると述べた。

一方、中国側の発表によると、王氏は両国間のあらゆるレベルでの交流と対話が徐々に回復し、2国間関係は協力関係に戻りつつあると指摘。両国は主要国として、他の発展途上国が団結し、自らを強化するための模範を示すべきとの考えも示した。

また、中国とインドは「正しい戦略的理解」を確立し、お互いをライバルや脅威ではなく、パートナーやチャンスと見なすべきとも訴えた。

王外相は18日、2日間の日程でニューデリーを訪問。滞在中にインドのアジト・ドバル国家安全保障顧問とヒマラヤ山脈地帯の国境線問題について協議するほか、モディ首相とも会談する予定。



[ロイター]
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