中国は、チェコのパベル大統領がチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世に亡命先のインドで面会したとし、これに「断固反対する」と表明した。

チェコの中国大使館は27日遅くに声明を発表、あらゆる国の当局者によるダライ・ラマ「一派」とのいかなる形態の接触にも断固反対するとした。

声明は、パベル氏が27日にダライ・ラマに面会したとし、「中国はチェコ側に『一つの中国』の政治的コミットメントの順守と、悪影響がでないよう迅速かつ効果的な措置を求める」と指摘。「チベット独立」を唱える分離主義勢力に誤ったシグナルを送ることを停止すべきとした。

チェコ大統領府は、パベル氏が日本へ訪問後の私的な訪問でダライ・ラマの招待によるものとし、大統領府関係者は同行していなかったと表明。パベル氏は90歳を迎えた個人的な友人であるダライ・ラマに直接祝意を述べたという。

チェコと中国の関係は近年冷え込んでいる。5月には外務省へのサイバー攻撃の背後に中国がいると非難したほか、チェコの政治家が台湾を訪問したほか、蔡英文前台湾総統も昨年10月にチェコを訪れた。



[ロイター]
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