「卵サラダを頼んだわけじゃないの?」というコメントも数千件の高評価を記録。なかには、より深刻な反応も見られた。「これを見ると、今まで気付かずに何か食べてたのかもしれないって思う」

また別のユーザーは「こういう写真を見ると、自分が食べてるものにもっと注意を払うべきだって思う」と記した。「でも知らない方が幸せってこともある。分かれ道だ。選ばなきゃいけない」

葉物野菜に虫の卵が隠れているという考えには背筋が凍るが、専門家によれば決して珍しいことではない。米農務省(USDA)によると、平均的なアメリカ人は生涯で約1ポンド(約450グラム)の虫を無意識のうちに摂取しているという。これは収穫や加工の過程での避け難い混入によるものだ。

米食品医薬品局(FDA)も、完全な除去はほぼ不可能であることから、加工食品に微量の虫の混入を認めている。つまり、気づいていようがいまいが、すでにそれなりの量の昆虫タンパクを口にしている可能性が高い。

興味深いことに、必ずしもこの現実を忌避する人ばかりではない。

昆虫食(エントモファジー)は世界中の多くの文化で受け入れられており、オーストラリアやアフリカ、アジアの先住民族の間では古くから食生活に取り入れられてきた。タンパク質が多く、ビタミン、ミネラルを豊富に含むためだ。実際、食べられる昆虫の種類は1400種以上あり、アリやシロアリ、バッタなどが含まれる。

【関連記事】
ニューズウィーク日本版 世界宗教入門
2026年5月5日/12日号(4月28日発売)は「世界宗教入門」特集。

イラン戦争の背景にある三大一神教を基礎から読み解く[PLUS]宗教学者・加藤喜之教授の「福音派」超解説

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます