<豪研究所の今年の報告書が語る最新の世界情勢...世界平和は遠のき、治安が改善した理由とは?

オーストラリアの経済平和研究所(IEP)は2025年版の「世界平和度指数」報告書を発表した。

報告書内の各国「平和度ランキング」によると、世界で最も平和でない国はロシア、最も平和な国はアイスランドだという。

今回で第19版となる同報告書は、163の国・地域を対象に、社会の安全性と治安、国内外で継続中の紛争の程度、軍事化の程度の3分野について、23の指標を基に評価している。

2025年版ランキングの対象となった163カ国のうち、74カ国は順位が上昇した一方、87カ国は前年より順位を落とした。全体を見ると、平和度のスコアは平均で約0.36%悪化しており、6年連続で世界の平和度が低下したことになる。

世界の安全保障環境は不安定さを増しており、特にウクライナや中東での紛争が世界的な緊張を高めている。ドナルド・トランプ米大統領は昨年の大統領選で、就任後はウクライナとガザの主要な紛争に取り組むと約束していたが、紛争終結の糸口は未だに見えていない。

一方、トランプは他の地域でも和平の取り組みに熱心だ。6月にはコンゴ民主共和国とルワンダが支援するとされる反政府勢力との紛争をめぐり、米政府はコンゴとルワンダの和平合意を仲介している。

報告書によると現在、国家間の紛争としては59件が継続中で、これは「第2次大戦以降で最多。前年より3件増加している」という。

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