ウェイモはそれ以来、特定の複数都市で計1500台のロボタクシー部隊を築き上げており、26年末までにさらに2000台を追加配備する計画だと広報担当者は語った。

ウェイモが規制上の課題と技術的な課題を克服したことが事業展開の地ならしに役立っているため、テスラがより迅速に事業拡大できるとみるアナリストもいる。

市場調査会社フォレスターのアナリスト、ポール・ミラー氏は「ウェイモやほかの先駆者が規制改革を促し、運転者や歩行者に自動運転車両の存在を認識させた」と言う。

ミラー氏によると、テスラが大量生産できるメーカーである点も有利に働くという。ウェイモはジャガーの高級電動スポーツタイプ多目的車(SUV)「I―PACE(アイペース)」を調達し、テスラが自社の車両に一体化しているよりも高価なセンサーや技術を搭載している。

ウェイモはロイターの取材に、テスラのロボタクシー事業に関するコメントを控えた。

ウェイモのジョン・クラフチック元最高経営責任者(CEO)は懐疑的だ。テスラがオースティンで示した慎重な態度は、自社技術の安全性に自信を持っていないことを示していると述べた。「テスラの技術は必要とされるほど安全でなく、ウェイモが示してきた断固とした手法や十分に立証された安全性にまったく及ばない」。

反対車線を走行