他の教皇たちの指輪
前任のベネディクト16世の指輪は、ミケランジェロの絵画にインスパイアされ、35gの純金から鋳造された。製作には8人の職人が1日15時間、2週間以上かけたという。指輪にはラテン語の称号である「ベネディクトゥス16世」と刻まれ、聖ペトロの像がデザインされている。
なぜ指輪は破壊されるのか
教皇の死後、漁師の指輪は長年の伝統に従い、儀式的に破壊され、溶かされる。これには2つの目的がある。
まず、指輪が悪用されたり複製されたりして偽の教皇権が主張されるのを防ぐこと。次に、物理的な権威の象徴を消し去ることで、前教皇の権威が継続しないことを明示し、新たな教皇の選出と即位の準備を整える意味が込められている。
なぜ信者は指輪にキスをするのか
信者が教皇の足にキスをするのはカトリックの伝統だったが、現在は多くの人が指輪にキスをする。しかし、フランシスコやベネディクト16世はこの習慣を控えるよう促してきた。
2019年、イタリア・ロレートの「サンタ・カーザ(聖なる家)」で信者が指輪にキスしようとすると、フランシスコは何度も手を引っ込めた。しかしその2日後、修道女や司祭にはキスを許している。
【動画】一体なぜ? 手を引っ込めて信者が指輪にキスするのを拒む教皇フランシスコ
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