さらにバイデン氏はイランに対抗するために、サウジアラビアとの間で限定的な安全保障協定の締結を目指す可能性もある。サウジはバイデン氏が提案したイスラエルとの関係正常化の条件を拒否し、その結果、米国との拘束力のある相互防衛条約の交渉を断念した。
内政における課題
バイデン氏は近くUSスチールの買収を正式に阻止する可能性がある。
安全保障上の問題を審査する対米外国投資委員会(CFIUS)は23日までにバイデン氏に対し買収計画を承認するか、審査を延長するか、あるいは計画を認めないことを提言する見通し。
他の優先事項にはトランプ氏が反対する公算が大きい政策やプログラムがあり、気候変動への取り組みなどが含まれる。インフレ抑制法(IRA)に基づく水素プロジェクト向け税額控除について、財務省は議論の的になっている最終指針を明日にも公表する可能性がある。
一方、商務省は、国内の半導体生産を促進するためにバイデン政権が定めたCHIPS・科学法の未使用予算の配分を急いでいる。トランプ氏はこのプログラムのコストを批判しており、今後の見通しが不透明になっている。
[ロイター]

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