パリでの国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)開催を前日に控えた29日、世界の指導者らに地球温暖化対策を求めるパレードが各地で開催された。

 主催団体の1つであるアバーズの広報担当者は、世界で計68万3000人が参加したとしている。

 オーストラリアのシドニーでは約4万5000人が観光名所のオペラハウスに向かって行進したという。参加者は「プラネットB(地球に代わる場所)はない」などと書かれたプラカードを掲げて対策を呼び掛けた。

 主催者によるとロンドンでは5万人が参加し、ファッションデザイナーのヴィヴィアン・ウエストウッドさんや女優のエマ・トンプソンさん、労働党のジェレミー・コービン党首らの姿も見えた。米ニューヨークでも数百人が市庁舎周辺を練り歩いた。

 一方、COP21開催地のパリでは、今月13日の同時攻撃を受けてデモが禁止された。活動家らは行進する代わりにレピュブリック広場に2万足以上の靴を並べ、中にはローマ法王フランシスコや国連の潘基文事務総長の靴もあった。また主催者によると、約1万人が3キロにわたる「人間の鎖」を作ったという。

 ただ、同市中心部ではデモ隊と警察が衝突。警官隊の催涙ガス使用に対しデモ隊が石やろうそくを投げたため、多数が拘束された。

[パリ/パース(オーストラリア) 29日 ロイター]
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