[ワシントン 10日 ロイター] - トランプ米大統領は10日、米防衛機器メーカーのレイセオン<RTN.N>と米航空機・機械大手ユナイテッド・テクノロジーズ<UTX.N>が発表した航空宇宙事業の統合について、「若干懸念している」と述べた。

両社は2020年上期の合併完了を予定している。合併が実現すれば、商用航空部門から防衛部門までカバーするコングロマリットが誕生し、航空宇宙・防衛産業で再編機運が高まる可能性がある。米国防総省は統合会社の主要顧客となる。

トランプ氏はCNBCに対し、両社はともに偉大な企業だが、統合により競争が阻害される可能性があると懸念していると述べ、「競争が阻害されないようにしたい」と語った。

その後、トランプ氏は両社の航空宇宙事業の統合進展を望むとした上で、「受注を競い合う人が1人でも欠けるような世界を見たくない」と述べ、競争についての懸念を改めて示した。

国防総省は、武器調達部門の責任者であるエレン・ロード国防次官が、合併の影響を見極めるために業界幹部らに接触していると声明で発表した。

ユナイテッド・テクノロジーズのグレッグ・ヘイズ最高経営責任者(CEO)は、今回の統合で規制上の障害はほとんどないと説明。両社統合に関するトランプ氏の見解について質問されると、トランプ氏とは10日に協議すると答えた。

ユナイテッド・テクノロジーズとレイセオンは9日、航空宇宙事業の統合で合意したと発表。新会社は価値は1200億ドル超で、業界最大の合併となる。

*内容を追加しました。

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