加えて、クリエーターやイノベーターとしての能力も検証していく必要があるだろう。そこで、こんな実験をしてみた。


筆者:三軒のラーメン屋が並んでいます。右端のラーメン屋が「日本一おいしいラーメン」と看板を出したら、たくさんの客が右端の店に集まりました。そこで、左端のラーメン屋が「世界一おいしいラーメン」と看板を出しました。すると、客は左端の店に集中しました。さて、真ん中のラーメン屋が、自分の店に客を集中させるためには、どのような文章の看板を出したらよいでしょうか?

ChatGPT:「日本一おいしいラーメンと世界一おいしいラーメンの真ん中にある、当店自慢の味をぜひお試しください!」 このような看板を出すことで、客は左右のラーメン屋に比べて自分たちの店の味が妥協されていないことを感じ、興味を持つ可能性が高くなります。

少し意地悪な質問だったかもしれないが、回答者が優れたイノベーターなら「入り口はこちら」と答えるだろう。このあたりが、人間がAIに勝てる最後の「聖域」かもしれない。いずれにしても、ChatGPTを生かすも殺すもユーザー次第ということを、ゆめゆめ忘れてはなるまい。

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