丸井グループが目指す企業文化
丸井グループが目指す企業文化

人的資本の差が、株価の差に?

実は藤野氏と同グループ代表取締役社長の青井浩氏は古い友人でもある。

藤野氏は「青井社長は『短期的な視点はあまり意味がない。本質的に価値を変えるためには教育、特に皆で学ぶことが大事だ』とずっと言っていた」と振り返り、「トップ自らがボトムアップのカルチャーにコミットした点が面白い」と評した。

「アメリカと比べると、日本は『物的資産』の価値の比率が高く『人』の価値の比率がものすごく低い。日本とアメリカの株価の差は、人的資本の価値の差から来るものだと言われている。我々が日本の企業価値を上げるには、人的資産の価値を高めて投資家に評価されることが大きな課題。青井さんたちが始めた取り組みは、今の日本の先端的な課題になってきた」

今、投資家は人材への投資に積極的な企業を選ぶ傾向にあり、今後もこの流れは加速するとみられている。

金融業界での勤務経験をもつコラムニスト・肉乃小路ニクヨ氏は、同動画内で「人手不足の時代、自分の意思でのびのびと働ける環境に人は集まってくる。『人間を大切にする』という視点はこれからの経営に必要になると思う」と指摘。

投資家や従業員から選ばれる企業になるためには、社員の自主性を尊重する文化の醸成が求められている。

※個別銘柄を推奨するものではありません。

(構成:酒井理恵)

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