「対中審査」に対する回答は日本もその影響を真正面から受ける

一方、年末年始にバイデン政権の移行チームに対するトランプ政権からのブリーフィングが一部停止している状態があり、両者の間で認識の相違による言い合いが発生している。同移行手続きが遅れれば遅れるほど、バイデン側は政権全体の対中政策のデザインが遅れることになるだろう。それは同政権閣僚の上院承認のハードルを引き上げることにも繋がる。2021年1月20日を前にしてバイデン新政権と共和党勢力との鍔迫り合いは始まっていると捉えるべきだ。

日本政府も上院承認のための議会公聴会で各閣僚候補者から「対中審査」に対して何が語られるのかをしっかりと目定めることが重要だ。「対中審査」に対する回答はバイデン政権の同盟国に向けた「対中方針」を示すことにもなり、日本もその影響を真正面から受けることになるだろう。