一方で、いつものニューヨークらしさも光り始めた。カーブダイニング(車道にせり出したテントで食事すること)に出掛けると個性豊かなイルミネーションをつけたテントがまぶしく、まるでマルシェ(市場)かフェア(移動遊園地)だ。

今年も、わが家にモミの木がやって来た。外から部屋に入るものは全て殺菌するので、このツリーも殺菌スプレーを1本使用してシュー。ちょっとかわいそうだ。しかし、これもニューノーマルの風物詩。人々の心に映る灯は消えてはいない。

ニューヨーカーは限られた素材で街を楽しむ天才である。だからまるでコロナのストリートは万華鏡だ。今じゃ、血液検査をすると抗体検査がおまけで付いてくるけれど、複数で集まる前の検査は感染防止に必須になった。

来週ギグだから3日前に検査ね。オッケー。新しいことを咀嚼するのに時間はかからないニューヨーカーたちは、今日も速足で、2021年へと歩いている。