A:私は教義も戒律もほとんど守らない名ばかりのユダヤ教徒で、キリスト教バプテスト派の夫と一緒に娘を育てたので、あなたの気持ちはよく分かります。
私の娘も幼い頃、イエス様は神の子なの? それとも「ただの善人」? どっちも本当なの? と急に質問してきて、私と夫を困惑させました。いとこのユダヤ教成人式に出たときも、彼女は「私はどっち?」と混乱してしまい、一緒にいたユダヤ教の導師やキリスト教の尼僧、その他の人たちに助けられたものです。みんな娘に、神様はあなたがユダヤ教徒でもキリスト教徒でも気にしないし、父親の宗教か母親の宗教かを選ぶ必要もないと言い聞かせてくれました。息子さんには2 つの宗教と文化を教え、聖書とコーランを読み聞かせ、両方の伝統に触れさせること。そしてみんなで、両方の祭日を祝えばいい。
あなたがご両親の言葉に動揺したのは理解できますが、ご両親に文句を言っても無駄でしょうね。大切なのは、ご両親の考えとあなたの考えは違うということを、しっかり息子さんに伝えることです。
それから地獄のことを気にし過ぎるのは病気です。治療を受けましょう。
── ミシェル・ハーマン(小説家)
©2020 The Slate Group
<本誌2020年12月22日号掲載>
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。
米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由
※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます