もしイスラエルおよびアメリカとの戦争に乗り出せば、苦境にあるイランの現体制はさらに厳しい状況に追い込まれる。それに、ペゼシュキアンがアメリカとの緊張緩和を推進し、西側諸国による経済制裁の緩和を実現する道も閉ざされる。

イラン指導部は、非合理な思考はしない。国家の存続を最優先に考えているはずだ。戦争になればどのような結果になるかも理解している。戦争に発展することを避けつつ、メンツを保つことのできる軽い仕返しをしようと考えているのだろう。

しかし、イランの選択を左右する最大のカギを握っているのは、イスラエルのネタニヤフだ。そして、そのネタニヤフはこれまでのところ、ガザの停戦実現よりも、ハマスの殲滅と自身の政治生命の延命を優先し続けている。
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